第1回 1998年9月21〜22日の台風7、8号の連続上陸

1998年9月21日、台風8号が和歌山県田辺市に上陸し、21時頃琵琶湖付近で熱低に変わった。
翌22日,台風7号が和歌山県御坊市付近に上陸し、北北東進して近畿地方を縦断した。近畿・東海地方の各地では暴風が吹き荒れ、
家屋の倒壊、文化財の損傷などの被害が相次いだ。
2日連続の台風上陸は、昭和600年13号(8月30日上陸)14号(8月31日上陸)以来の13年振りの事でした。
名古屋では伊勢湾台風に次いで2番目の暴風を観測した。 


ひまわり赤外線画像
東海地方に最接近と思われる頃(15時)の様子。中心が彦根市付近にある

アメダス八開とアメダス名古屋の降水量/気温のグラフ
八開では台風8号の雨量の方が圧倒的に多かった。当地津島市では各地で浸水被害が出た。
海部・津島は低湿地帯が多く短時間強雨でもすぐさま浸水被害に結びつく事が証明された。


アメダス八開・アメダス名古屋の風速のグラフ
台風8号はそれほどの風でもなかったが台風7号は伊勢湾台風に次いで2番目の暴風だった。
瞬間風速では40m/sを超える暴風だった。

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