地震観測ノート No.1
2004.10.11
紀伊半島南東沖の地震(M6.9、M7.4、M6.4、M5.5、M6.5)

★9月5日19時7分頃、紀伊半島沖を震源とするM6・9の地震が起こりました。下北山村(奈良県)と新宮市(和歌山県)で震度5弱
 揺れを観測しました。
★9月5日23時57分頃、東海道沖を震源とするM7・4の地震が起こりました。松阪市、香良洲町(三重県)と下北山村(奈良県)、新宮市
 (和歌山県)で震度5弱の揺れを再び観測しました。
■1回目の地震で津波注意報が発令されました。神津島では0.5m、南伊豆0.4m、室戸0.3m、串本0.3m を観測しました。
 2回目の地震では津波警報と津波注意報が発令されました。この地震による津波は串本で0.9m、神津島0.8m、 南伊豆0.7m、
 尾鷲0.6m、 室戸0.5mでした。

  管理人は1回目の地震の時、NHKの台風情報を見ていました。突然激しい揺れが襲いました。その後ゆったりとした揺れが長時間
  継続(約2〜3分くらいか?)しました。体感的に震度3〜4くらいでしたが、津島市埋田町(津島市消防本部)の計測震度計では2.7
  (震度3)だったようです。ついに東海地震発生か!?と思ってしまうのは地震が怖いからでしょうか??
  その後24時前に2回目の地震がありましたが、その時は2階の自室でチャットをしていました。あ、余震かな?と思った瞬間。
  あきらかに最初のよりも大きな横揺れが続きました。家やガラスが軋んでいる音が大きかったし徐々に大きくなる揺れに、これは
  東南海地震を誘発したかも?と感じましたがなんとか揺れがそれ以上大きくならずに収まりました。(揺れ継続時間は3〜4分か?)
  津波警報も久しぶりに発令された。気象庁会見も歯切れが悪くなんとなく嫌な雰囲気はしましたが今日まで大地震の誘発はなかった。


2004/09/05 19:07 紀伊半島沖の地震 M6.9

K-NET AIC003 津島 愛知県津島市埋田町2丁目123-1

2004/09/05 23:57 東海道沖の地震 M7.4

K-NET AIC003 津島 愛知県津島市埋田町2丁目123-1

2004/09/07 08:29 東海道沖の地震 M6.4

K-NET AIC003 津島 愛知県津島市埋田町2丁目123-1

2004/09/08 03:36 東海道沖の地震 M5.5

K-NET AIC003 津島 愛知県津島市埋田町2丁目123-1

2004/09/08 23:58 東海道沖の地震 M6.5

K-NET AIC001 尾西 愛知県尾西市西五城字中切浦13-1

地震応答スペクトルの比較 減衰比5%

K-NET AIC003 津島における観測記録
NS,EW,UDの成分による比較 地震による比較
今回の地震の特徴は長周期の波が卓越していることです。
K-NET津島でも周期3〜4秒が卓越している事が分かります。

計測震度分布図(小数点以下)
Cは自宅での体感震度

紀伊半島南東沖の地震の震源

地震波形の振幅スケール(20Gal)を同じにして比較してあります。
地震波形は独立行政法人防災科学技術研究所(K-NET)のデータを使用させていただきました。

戻る